算数・数学は計算が命|笹目ブログ

Category: 笹目ブログ, BLOG 2015-04-20

今日は久々に勉強の話をしようと思います。今日の話は算数や数学で如何に成績を上げ、如何に得意になるかという話をしましょう。算数や数学の成績が良い人は、まず間違いなく計算が得意です。この「得意」というのは速さよりも正確さがポイントになります。つまり、計算でミスの少ない人のことをさしているのです。では計算が得意になるポイントを話していきましょう。

① ルールを守れ! 計算には順序や規則があります。例えばかけ算・わり算をしてからたし算・ひき算をするという順序や、小数のたし算・ひき算の筆算は小数点を縦に揃えるなどの規則です。これらの順序・規則をちゃんと覚え、守らなければまず間違いなく正解は出せません。

② 必ず式を書け! 多くの人が1行目に問題を書き、2行目に答えを書きます。何故そう書いたのかを聞くと暗算をしたと言われます。確かに暗算が出来ることは計算を早く解くのに重要な能力ですが、それは「正解を出せること」が前提です。正解できるか分からないものを暗算で解こうとすることは、大袈裟に言えば、普通の学生に世界大会に出場して優勝してこいと言うのと同じくらい無謀なことです。それは計算が得意になってからすればいいことなので、得意になるまでは我慢してください。そして式を書いて計算を解く理由はもう1つあります。式を書いておけば、丸つけをして間違えた問題の式を見ればどこを間違えたのかが分かるんです。もし自分では分からなくても先生なら分かります。先生が分かればどんな練習をすれば計算が得意になるか教えてあげられるんです。でも問題と答えだけでは、流石にどんなアドバイスをすればいいか困ってしまいます。だから今日から計算が得意になるために式を書いてください。

③ 如何に楽をするか考えろ! 計算を解いていると最も多く聞く言葉が「面倒くさい」です。ただし面倒くさくてもやらなきゃならないことだとは分かってもらえていると思うので、後はどれだけ早く上手になるかの問題なんですが、どうも多くの人が「ただ頑張っている」だけのようです。意外な落とし穴なんですが、計算はただ頑張っても上手にはなりません。「如何に楽をして解くかを考えながら頑張る」これが近道です。例えば、25×14×4という問題が出たとしましょう。ただ頑張る人は25×14の筆算を始めます。如何に楽をするかを考える人は25×4の暗算を始めます。このような工夫を増やすことで正確に計算を解けるようになり、さらに解くスピードも速くなります。そうすれば解く量も増え、気づいた時には計算が得意になっているのです。

以上3つのポイントを思い出しながらこれからの勉強に励んでください。