「効率いい」ってなんだろう|高鹿ブログ

Category: 高鹿ブログ, BLOG 2018-12-10

よく世間では言われますよね、「効率よい勉強法」って。でも実は勉強ができる人ほどその言葉をほとんど言わないって知ってますか。

いや「自分なりの勉強法」はあるんです。しかし「効率よい勉強法」はないんですよ。

僕はスポーツと勉強は同じだと思ってます。どちらもしっかりと能力を高め目指すハードルを乗り越える。じゃあたとえばサッカーで考えて見ましょう。「サッカーは強くなりたいけど練習は面倒だから効率よく強くなりたい。ランニングや筋トレは不要でいいですよね」強くなりますか?

ならないです。まず基礎トレーニングには時間がかかります。サッカー理論なんかはそこらの市井のテレビ見てるオッチャンだって知っているんですよ。でも彼らはサッカー選手になれないしましてやワールドカップには出れない。

だいたい部活でそんなこと言ってランニングとかさぼったらコントですよね。スポーツは上手になるのに時間がかかるんです(そして時間をかけてもなかなか上手にならないこともスポーツの面白さで有りながら残酷さでもあると思うんです)。

じゃあ勉強。どうです?「効率良く勉強する」ってどうするんですか。ホーム・スクールで勉強している生徒で成績のいい生徒はいつも「物凄い量」勉強しています。竹園や妻一に合格する生徒はほんと毎日毎日やっているんです。昨日も竹園志望の生徒は(日曜なのに)朝九時からきて夕方六時までほとんど休憩なしてやっていました。柏高校の生徒はテスト前で朝5時まで勉強していたそうです。効率はけっしてよくないですね(この言葉が「効率よい」信者に対する皮肉なのは注意してください)。

勉強法を自分なりに獲得するのは大事です。でも「効率よい」という言葉に惑わされないでください。そんなことを考える時間があったら1分でも多く、1問でも多く勉強してください。それこそが成績を上げる一番の方法なんですよ。